Giorgio Armani Store, Roppongi

六本木ヒルズにオープンしたジョルジオ・アルマーニの新店舗は、日本建築の崇高な精神と象徴的なランドスケープを、東京店の文化的背景を辿りながらジョルジオ・アルマーニのファッションにふさわしいセッティングを創作する試みになりました。壁や天井に施された銀色のマルモリーノが、黒御影石の床にさりげなく映し出されています。ステンレスのスクリーンは竹の質感と形を思い起こさせる白い斑点が刻印されています。これらの要素はすべて背景に隠れており、主役である服やアクセサリーを引き立てる役割を果たしています。 細長い下の階は、まるでキャットウォークのような雰囲気で、特別なファッションイベントのために設計されています。VIPルームはもちろん、着替えやバスルームにも細やかな配慮。キャッシャーデスクは、アルマーニ・カーサのソファに座っていただくカジュアルなカウンターで、特注のディスプレイラックやアクセサリーケースを引き立てています。ファサードは一枚のガラス板で構成されており、ショーケースの窓や、ジョルジオ・アルマーニのロゴをあしらったバックライト付きの黒いパネルがテンポよく配置されています。これらはすべて、ファッショナブルなけやざか通りの広い歩道から数歩上にあるポディアムに位置しています。 このコンセプトは、ジョルジオ・アルマーニ氏の発案により、ミラノと東京の建築家、照明コンサルタント、オペレーションスタッフとの緊密な協力のもとに発案されました。