概要
LWF
中層ホテルの1階と2階の賃貸スペースをテナント用に改善、エントランスと中庭をリフォームしました。
ホテルの1階と2階の賃貸スペースの改善と、エントランスの中庭を改装。主に賃貸オフィスですが、従業員のためのオフィススペースだけでなく、プレゼンテーションスペース、ホスピタリティ施設、バスルーム、チャイルドルームなども含まれています。
2階では、大型の引き戸を広げれば、開放的な空間にシアターが出現します。電動カーテンでプライバシーを確保したり、ガラスドアの代わりに薄手の壁として使用することもできます。シアターは、VIPラウンジとスタッフオフィスの橋渡しをしており、スライディングドアはそのどちらか、または両方との接点となっています。扉、カーテン、スクリーンを収納すると、部屋の定義がなくなり、2階のパブリックスペースの一部としてシームレスになります。
バスルームでは、内在する美しさを追求しています。トイレ、洗面台、ソープディスペンサー、棚などを大きな鏡に映すことで、これらのオブジェクトは空間に自由に浮かぶ彫刻的な要素となります。
1階のフロアは、黒と白のテラゾの床と柱の強い個性が特徴で、マルチビジョンスクリーンとフォトウォールのフォイルとして機能しています。また、リーステーブルに座るスタッフのシルエットを浮かび上がらせるバックライト付きの壁は、空間の奥深くから光を放ち、片持ち梁のブラケットで支えられた巨大なポスターフレームは、カーテンの前に浮かんでいるように見えます。
また、鏡に登っていくコンピューターマウスの群れは、「クリック&モルタル」のテクノロジー時代にちなんだユニークな彫刻的要素です。
パープルのウッドパネルには、自然な白木目が刻まれています。この大胆な水平方向の帯は、空間に落ち着きをもたらし、スケール感を演出しています。
階段は、1階の機能エリアのヒエラルキーを定義し、2階のVIPラウンジと強く結びつける彫刻的要素となっています。階段は、格子状のフレームとテラゾの踏み板、磨き上げられた金属製のベースで構成されており、常に変化し続けるオブジェです。見る角度によって自らを映し出し、常に表情を変えます。
エントランスのヒョウのモニュメントは、サインであると同時にパブリックアートでもあり、地域のランドマークとなり、恋人や友人たちの待合の場にもなりました。