概要
LWS
このプロジェクトでは、歴史的文書としての建築が基本的なコンセプトとなっています。既存の建物の構造を考古学的に扱い、梁やスラブ、さらには残されたインフラを選択的に露出させて、建物のかつての生活を彷彿させようとするものです。
伝統的な素材の使用に加えて、サングラス形状の窓の開口部や彫刻された内向きのヒョウのガーゴイルなど、主要なファサード要素の処理は、LWS事業の若々しい特徴と場所を遊び心を持って表現しています。
カフェに設置された巨大なマルチビジョン・スクリーンは、テレビの静止画を撮影した壁紙で縁取られています。埋め込まれたスクリーンには、MTVのクリップに挟まれたアップビートな製品コマーシャルが表示されます。混乱したイメージに満ちた世の中で、「静止した壁」の中のビデオイメージが明確なメッセージを表しているという比喩的な意図です。
2階は、契約交渉、情報閲覧、マルチメディア・プレゼンテーションの場として、劇場をテーマにした空間になっています。ベルベットとスチールのカーテンを多用し、天井にはアールをつけています。階段の開口部には、プロジェクション・スクリーンが金属製のアームで支えられ吊り下げられています。
地下にはイベントホールとスタッフ用のカフェテリア、3階と4階にはオフィスが設置されています。